池田貴昭 絵画展:【旧古河邸に偲ぶ武蔵野の面影】2階ギャラリー記録6
B1判サイズのボードに展示パネルを纏めてイーゼルに掲げて展示したものです。上段右側から
大谷美術館副館長林明夫氏による寄稿「コンドル建築に見る和と洋の共生と調和」、上段左側は、
「雑木林とSDGs(持続可能な開発目標)」と題した寄稿文、下段右側は弊「制作の辞」、下段左側は
弊プロフィールです。これら寄稿文等の詳細は、最下段の展示作品・パネルアーカイブへのリンクから
ご覧いただけます。尚、これらの寄稿文をご覧頂くと、特に林副館長の寄稿文から読み解けますように、和と洋
の共生・調和が今回の絵画展の大きなテーマの一つとなっていることが伺えます。実際江戸時代の和の生活様式に明治
になって洋の生活様式がインストールされ、今日私たち日本人の和と洋を巧みに取り入れた住居様式へと発展してきた
わけですが、その契機・見本となったのが、コンドル建築たる旧古河邸ではないかという視点が示されています。
実際私は武蔵野をテーマにここ略20年間余絵を画いておりますが、武蔵野を武蔵野たらしめる雑木林の風景は江戸時代中期に
形作られた言わば「和の典型的風景」であるはずですが、これを洋画様式でキャンバスに油彩画で画いても何ら違和感がありません。
和と洋の出会い、それは又絵画にとっても時代を超えた新たな息吹のような気がします。
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