大6回(平成13年/2001年)新エネ大賞【The New Enegy Award」
「ヴァ―サタイルデザインプロトコルによる太陽電池工作物の設計・導入」
当時雇用先の関連会社であるユニコインターナショナルと云うコンサル会社に出向勤務した処であった。
当時ようやく登場してきた太陽光発電案件のコンサル業務の展開をはかるべく、同僚・社長と相談、
当時注目され始めていた「新エネ大賞」に挑戦してみようと私がそれまでやってきた実績を取り纏め、
応募に赴いた処、これは方法論としての学術的個人的実績なので、個人応募ならば受理は可能かもしれない
と云うことである。社長と相談した処、「コンサル業務は個人の知的成果の実績で会社が受注出来るもの」
とのことで、私が応募することとなり、結果新エネ大賞受賞となった経緯がある。
同じように「Journal of Asian Architecture and Building Engineering (JAABE)」創刊号収録論文
の一般公募に応募、その数年後には地球温暖化防止環境大臣賞も受賞することとなった。
そうこうしている内に2003年9月には日中政府間合作案件で、タクラマカン砂漠は敦煌の西方、雅丹(ヤ―タン)に
風力発電装置と連携して当時としては相当な規模の太陽電池パネルを設置する案件のコンサル業務をユニコ社が受注、
太陽電池パネルの発電量を規定することとなる太陽電池面(傾斜面)に入射する日射量の予測計算を
私が行うこととなり、それを実施して提出。その翌年には現地雅丹に赴き太陽電池パネルの設置状況や日射計の
確認業務を行って帰国した。それから略1年半後自動的に採取され送られてきた略1年2か月分の日射データ(実測値)
を観て驚いた。予め予測計算した値と殆ど乖離が無かったのである。それは私が予測に用いた水平面日射データ
(日本気象協会が採取した敦煌のデータ)が極めて優れたものであったと云うことと、日本では余り
心配しなくて済む砂嵐の影響を予測計算に上手く取り込むことに成功したことによる。

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